3回目 04/27(金) 04/28(土) 高校情報A,B,Cならび専門教科「情報」の概論

普通科「情報C」の概要


・情報C
情報のディジタル化や情報通信ネットワークの特性を理解させ,表現やコミュニケーションにおいてコンピュータなどを効果的に活用する能力を養うとともに,情報化の進展が社会に及ぼす影響を理解させ,情報社会に参加する上での望ましい態度を育てる。

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情報の収集・発信についての個人の責任、情報システムの特性、情報の進展が社会に及ぼす影響を理解させ、情報社会に参画する態度を育成することをねらいとている。

下記の表は学習指導要領を単に簡単にまとめたものである。学習のポイント、学習のイメージは個々の教育場面において今後、しつかりと考えていく必要がある。

内容 学習のポイント 学習のイメージ・具体的な内容
(1)情報のデジタル化
ア コンピュータのデジタル化の仕組み ・文字、音、静止画、動画がビット列で表現され入ることを理解させる。同じレベルで格納、処理されること
・音のデジタル化、画像のデジタル化のしくみ
・バイト、ビット等の単位
・サンプリング方法とそれによる違いの理解
・データの形式とその容量の変化等
イ 情報機器の種類と特性 ・身のまわりの、コンピュータ以外の情報機器の理解
・デジタル情報機器の歴史的変化
・各情報機器の操作等の実習
・カタログ等からの性能の比較
ウ 情報機器を活用した表現方法 ・いろいろな情報機器の表現方法の特徴
・ソフトウェアを活用して、表現する技術
・表現を的確に評価する判断力
・評価にもとづき、制作物を改善しようとする態度
・単なるコンピュータの作業ではなく、計画・発表・相互評価等にも十分な時間
実習を中心として、いままでの機器の扱い、情報の統合により、伝えたい内容をわかりやすく表現する方法を習得させる
・具体的なプレゼンテーシュン
・作品のネットワークの公開と相互評価
(2)情報通信ネットワークとコミュニケーション
ア 情報ネットワークのしくみ ・複数のコンピュータがデジタル情報を送り会うためのプロトコルの役割と必要性
・インターネットのような開放性の高いネットワークでのセキュリティの重要性
・携帯電話やインターネット等の身近なもののプロトコル
・電子メールが届くしくみ、WWWで情報か見れるしくみ。
イ 情報通信の効率的な方法 ・デジタル情報を高速に正確に送るための工夫を理解する。
・情報の伝達速度や単位
・誤り検出や・訂正
・人間の能力の特性と情報の簡素化
・ファイル転送と時間の測定
・保存形式とファイルサイズ
ウ コミュニケーションにおける情報通信ネットワークの活用 電子メールや電子会議等を用いてコミュニケーションの目的や情報に応じた効果的な活用方法を実習を通して習得させる。 ・学校内の限定的なコミユニケーション
・誤って使ったときのシミュレーション
・外国とのコミュニケーション
(3)情報の収集・発信と個人の責任
ア 情報の公開・保護と個人の責任 ・プライバシーや著作権など
・国、地方自治体、企業等で公開されている情報の実態や利用
・適切な情報以外が多量に流れている実態
・アンケート、ダイレクトメール等の問題
・生徒が制作するときの著作権の侵略の恐れがある。
・違法コピー等を考える機会
・インターネット等犯罪をインターネットや新聞から調べ、対応策を考える。
イ 情報通信ネットワークを活用した情報の収集・発信 社会調査や実態調査研究等を行い、その結果を発表するという課題解決を通じて、情報の収集、整理、分析、発表、発信などの一連の学習活動でコンピュータや情報通信ネットワークを総合的に活用することを習得させる。 ・人口予測、経済予測、環境予測
・インターネットを通じた情報の収集
・表計算によるデータの整理・分析、グラフ化
・文書ソフトのレポートの作成
・プレゼンソフトデノプレゼン
・Webページの作成
(4)情報化の進展と社会への影響 自分の考えをまとめ、他の生徒との討議により、情報化が社会に及ぼす影響について認識を広めていけるような指導。
ア 社会で利用されている情報システム ・計算中心、通信中心、データ管理中心、制御中心のシステムを取り上げる
・これらのシステムがネットワークにより接続され、機能されているため、システムの信頼性を上げることが社会定期に重要であることを認識させる。
・衛星からの画像処理、交通システム、口座への入金、ロボット、家電製品
イ 情報化が社会に及ぼす影響 情報化の「影」の部分について、それを克服していくための心構えやいろいろな工夫について考えさせる。 ・オンラインや予約サービスが停止した場合の影響
・情報化が仕事に及ぼす影響
・在宅勤務ね在宅学習
・電子商取引
・実世界と仮想世界の混同
・テクノストレス