6回目 05/25(金) 05/26(土) | 情報活用の実戦力(2) |
いろいろな活動の流れ、工程
問題解決にはいろいろなパターンがあり、それにより実際の活動が違ってきます。ここでは、いくつかの活動の流れを示します。
1.基本的な流れ
実際の授業現場では、実施結果の評価及びそのフィートドバック・改善を十分に実施しないことがある。
また、問題の設定自体が悪く、生徒が問題の深い認識を持たないこともある。
2.実際に行われている活動
(1) 小学校・中学校「総合的な学習の時間」での調べ学習
本来の活動をきちんとやれば問題ないが、問題の設定やつかむ段階の認識が弱く、また、単に調べてまとめるという段階で終わっているという批判がある。
(2) 製作・創造活動の現場
(3) コンピュータのシステム開発の現場
(2)(3)のどちらの場合も、いきなりホームページを作ったり、プログラムを作ったりしているのではない。
(4) QC(TQC、小集団活動)の現場
QC(Quality Control):
日本人は問題解決や共同作業へたかという問いに対しては、「へたではないと」いう答えになります。
QCは企業内で、生産性や品質を向上させる活動として、現場の人たち(実際に工場で働いている人)たちが、現場の問題を見つけ改善した活動です。このような地道な努力によって、日本の製品の品質は上がり、コストも下がり現在の日本の経済大国の基盤を作りました。
この場合、問題解決の手法や手順などかなり確立されています。
3.レビューと評価
企業では、これらの活動において、「評価」という言葉よりは「レビュー」という活動があります。
日本語に訳すと「見直し」になるとおもいますが、これには
・やっている作業を個々のフェーズで見直すことにより、大きな誤りが起きない
ように早めに対処しよう。
・個人でやっている作業をみんな意見を出して改善しよう。
・レビュー自体には、そのあと当然その結果を反映して修正する作業の流れが
続く。(レビューの指摘事項に対して、対処するという考えです)
4.活動・作業の構造化
構造化の大元の原理:マジカルナンバー 7± 2
5.作業の進め方
(1)ウォータ・フォールモデル
(2)スパイラルモデル