6回目 05/25(金) 05/26(土) 情報活用の実戦力(2)

情報の伝達と交流


1.情報の伝達のしくみ
(1)通信理論をもとにしたコミュニケーション課程のモデル

(2)認知的な考えからみたコミュニケーションモデル

2.情報の伝達方法の区分

  要素                                                    
 扱う情報 記号 文字 静止画 動画 データ
 同期性 同期 非同期
 方向性 片方向 両方向
 変換装置 無し 有り
 対象 不特定 特定
 対象数 多数 少数 個人
 伝達速度 即時 遅延
 伝送手段 有線 無線 媒体移動
 変換操作 難しい  易しい
 普及度
 コスト


コミュニュケーション・チャンネルの特徴(マスメディア、インタラクティブ及び個人間通信の比較)
(引用文献 コミュニケーションの科学 E・M・ロジャーズ より)

チャンネル特性 対面個人間通信 インタラクティブ(機会介助による個人間相互通信) マスメディア
メツセージ 一人から数人へ 多数から多数へ 一人から多数への流れ
情報源の受け手に関する知識 情報源は受け手個人に関する知識を個別に持っている 情報源はインタラクティブシステム参画者個別の知識を豊富に持つことが可能 情報源は媒体組織そのものであり受け手への知識をほとんど持たない
細分化の程度 高い(脱大衆的) 高い(脱大衆的) 低い(大衆的)
相互作用性の程度 高い 高い 低い
フィードバック性 豊富かつ即時的 限定的範囲内で即時的または遅延的 高度に限定的かつ遅延的
非同期性(メッセージの保存蓄積能力) 低い 高い 低い(ただし、書籍、新聞など高い機能もある)
社会的情緒性 高い 一般に低い 一般に低い
非言語的通信機能 きわめて高い 媒体によっては高いものがある 印刷媒体は低い。視聴覚媒体には高いものがある
コミュニケーションの流れの制御 参画者による均等制御が可能 参画者による均等制御が可能 受け手にはほとんど制御権がない
ブライバシー性 低い 通常は低い 高い