6回目 05/25(金) 05/26(土) 情報活用の実戦力(2)

「情報の科学的な理解」に求められる能力・スキル


学習指導要領から「情報の科学的な理解」として求められる能力・スキルを太田がまとめたものである。
また、「情報活用の実戦力」「情報社会へ参画する態度」の内容と必ずしも明確に区分けできていない部分もある。
そして、「理解する」という表現が正しいかは検討する必要がある。

分類 目標とする能力・スキル
コンピュータや情報機器の仕組みと働き  文字、数値、画像、音のコンピュータ上の表現方法やその規格を理解してる。
コンピュータの入力、出力、記憶、演算、制御機能などの帰納の役割を理解している。
ソフトウェアの役割や、それを使いこなすための人の能力について理解している。
身のまわりの、コンピュータ以外の情報機器の理解
プロトコルや共通仕様の役割と必要性
問題のモデル化とコンピュータを活用した解決  ・問題解決とコンピュータの活用    モデル化、シミュレーションの方法を理解している
コンピュータを用いる場合の判断、トレードオフを認識している。
ソートや検索といった基本的なアルゴリズムを理解している。
ディジタル化の長所・短所、コンピュータの長所・短所を知っている。
具体的にソフト・プログラムでモデルが構築できる。
・人間の能力の特性と情報の簡素化
情報の蓄積・管理とデータベース活用     ・各種データベースの概念の具体的な理解
・データ処理しやすい表現、チェック、再利用等理解している。
・データベースを作る時の、設計上の観点の理解
・データベースにおける作成者と利用者のコミュニケーション
情報通信ネットワークとコミュニケーション      ・ソフトウェアを活用して、表現する技術
・複数のコンピュータがデジタル情報を送り会うためのプロトコルの役割と必要性
・情報の伝達速度や単位 ・誤り検出や・訂正
・電子メールが届くしくみ、WWWで情報か見れるしくみ
ネットワークでのセキュリティのしくみ
情報通信と計測・制御の技術      ・コンピュータや他の装置の誓いやすさの向上・ユーザインターフェース等
・ノイズの影響や物理的な故障の問題
・生活や社会インフラの維持・管理に情報通信技術や計測・制御技術が不可欠であることを認識させる
・誤動作、故障、セキュリテイ等の技術的な対策と人的な要素
・計算中心、通信中心、データ管理中心、制御中心のシステム