後期3回目 10/12(金)10/13(土) 専門教科「情報」の詳細

専門教科11科目の詳細  4.4  メディアコンテンツ・コンテンツ系の専門性


コンピュータ的、デザイン的に要素が強い内容です。
机上の勉強だけでは、なかなか身につかないこともあり、実際に自分で制作してみないとなかなかわからないと思います。

補足:大きな実習内容は同じになるように、ほぼ似た3つの科目ですが、その違いを
 コンピュータデザイン:CG、3D、CADなどの主にグラフック系のデザインモノの作成とその作成に必要な理論が中心です。
 図形と画像の処理:主としてコンピュターデザイン、マルチメディア表現の処理の理論が中心で、その基礎になります。
 マルチメディア表現:音声、動画、静止画、文字情報など多様なメディアを組み合わせた表現方法が中心になります。


科目 目標 内容
コンピュータデザイン  コンピュータにるデザインに関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に創造し応用する能力と態度を育てる。 (1)造形表現の基礎
ア デザインの意義
イ デザインの条件
ウ 数理的造形
(2)コンピュータデザインの基礎
ア 表現と心理
イ 記号の操作と意味の抽出
(3)コンピュータデザインの基本要素と構成
ア デザインエレメント
エ エレメントの視覚的構成
授業イメージ例 教師としての勉強の内容
・3Dツールでユニバーサルデザインに対応した日曜用品を設計する。
・DTPソフトを使用したチラシの制作
・都市計画のパース図の作成
・使いやすいVTRの操作面の設計
・学校のロゴを制作する。
・テレビ放送を意識したCMの作成
・パソコンでの展開図の作成とその制作
・製品企画とそのコンペの実施
・各種グラフィク、マルチメディア編集のデバイスやツールについて精通する
・デザインに関する、形状、色調などの基本的な理論の理解
・デザイン美、造形美に関する理解
・デザインエレメントの理解
・空間的に配置に関する理解
・ユニーバーサルデザイン、環境保護を考慮したデザインの理解
・人間工学、インターフェース工学の理解

・作成物の出力方法の理解
科目 目標 内容
図形と画像の処理  コンピュータによる図形と画像の処理技法に関する知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。 (1)図形の表現
ア 基本図形の表現
イ 座標変換の利用
ウ 立体図形による表現
(2)画像のデジタル化
ア デジタル画像
イ 画像の標本化と量子化
(3)画像の変換と合成
ア 幾何変換
イ 色彩変換
ウ 合成
エ 動きの表現
オ アニメーションとシミュレーション
授業イメージ例 教師としての勉強の内容
・同じ画像素材をレタッチソフトでいろいろ加工して、いろいろな種類の作品を作る。
・合成写真を作成する。
・3DアニメーションツールでCMを作成する。
・CADソフトを使用し、理想の家の設計をする。
・ビデオカメラで撮った映像をもとに、映像ライブラリーを作成する。
・各種グラフィク、マルチメディア編集のデバイスやツールについて精通する。
・コンピュータ上の図形の数学的な表現、処理について理解する。また、これに関する色彩についても理解する。
・3Dに関する数学的な表現、処理について理解する。
・デジタル化の各符号化、複号化のしくみと特徴について理解する。
・アニメーション、合成などの表現・処理について理解する。
科目 目標 内容
マルチメディア表現  マルチメディアによる表現活動を通して、マルチメディアによる伝達効率とその特質について理解させ、作品を構成し企画する実践的な能力と態度を育てる。 (1)静止画の設計と表現
ア 静止画の処理
イ 静止画による表現
(2)動画の設計と表現
ア 動画の処理
イ 動画による表現
(3)音・音楽の設計と表現
ア 音・音楽の処理
イ 音・音楽による表現
(4)作品制作
授業イメージ例 教師としての勉強の内容
・パロディ作品の制作過程における著作権の許容範囲について確認する。
・テレビ放送を意識したCMの作成
・マルチメディアを駆使した、住んでいる町の紹介コンテンツの作成。
・音だけによりテーマを表す作品の制作
・マチルメディア・マニュアルの制作

・各種グラフィク、マルチメディア編集のデバイスやツールについて精通する
・著作権に関する法的、判例の理解。
・アナログを含む音声、映像の編集装置の操作。
・図形、映像の提示に関する、効果的に提示方法についての理解
・音・音楽についての効果的な提示方法についての理解
・図形、映像、音に関するエフェクトの理解
・マルチメディアデータの保存、配布、配信方法についての理解