情報科教育法:今週のコラム

第3回 情報処理技術者資格をとろう


 情報の「教員」として、コンピュータ・ネットワーク・プログラミングについてどこまでの技能・知識を習得すればいいかという論議はありますが、個人的には知らないより知っている方がいいと思っています。
 こんな意味で、これらの習得のため情報処理技術者試験の資格を取得することを目標としたらいかがでしょうか。
 とりあえず取得するならば
・基本情報技術者(従来の2種相当)
次に
・ソフトウェア開発技術者(従来の一種相当)
あと、学校での運用考えると
・ネットワークもほしいところ。
監査 システム開発・運用側 利用者側
システム監査技術者 システムアナリスト プロジェクトマネージャ アプリケーションエンジニア テクニカル 情報セキュリティアドミニストレータ 上級システムアドミニストレータ
ネットワーク データベース システム管理 エンベデッドシステム
ソフトウェア開発技術者
基本情報技術者 初級システムアドミニストレータ

資格 概要
システムアナリスト 経営戦略に基づく情報戦略の立案、システム化全体計画及び個別システム化計画の策定を行うとともに、計画立案者の立場から情報システム開発プロジェクトを支援し、その結果を評価する者
システム監査技術者 被監査部門から独立した立場で、トップマネジメントの視点で、情報システムが経営に貢献しているかどうかを、安全性、効率性、信頼性、可用性、機密性、保全性、有用性、戦略性など幅広い側面から総合的に調査し、あるべき姿を描くことによって自ら形成した判断基準に照らして評価し、問題点について説得力のある改善勧告を行う者
アプリケーションエンジニア 情報システム開発プロジェクトにおいて、プロジェクト計画に基づいて、業務要件分析からシステム設計、プログラム開発、テストまでの一連のプロセスを担当する者
プロジェクトマネージャ 情報システム開発プロジェクトの責任者として、プロジェクト計画の作成、要員などプロジェクト遂行に必要な資源の調達、プロジェクト体制の確立及び予算・納期・品質などの管理を行い、プロジェクトを円滑に運営する者
ネットワーク 情報システム基盤(業務システム共有のシステム資源)の構築・運用において中心的役割を果たすとともに、個別の情報システム開発プロジェクトにおいて、固有技術の専門家として開発・導入を支援する者。具体的には、ネットワークに関する固有技術とする。
データベース 情報システム基盤(業務システム共有のシステム資源)の構築・運用において中心的役割を果たすとともに、個別の情報システム開発プロジェクトにおいて、固有技術の専門家として開発・導入を支援する者。具体的には、データベースに関する固有技術とする。
システム管理 情報システム基盤(業務システム共有のシステム資源)の構築・運用において中心的役割を果たすとともに、個別の情報システム開発プロジェクトにおいて、固有技術の専門家として開発・導入を支援する者。具体的には、システム管理に関する固有技術とする。
エンベデッドシステム マイクロプロセッサやシステムLSIなどを組み込んだエンベデッドシステムについて、情報システムを構成する専門性をもった技術要素として含むものとする。
情報セキュリティアドミニストレータ 情報セキュリティに関する基本的な知識をもち、情報システムのセキュリティポリシの策定及びその実施、分析、見直しを行う者
ソフトウェア開発技術者 情報システム開発プロジェクトにおいて、内部設計書・プログラム設計書を作成し、効果的なプログラムの開発を行い、単体テスト・結合テストまでの一連のプロセスを担当する者
基本情報技術者 情報技術全般に関する基本的な知識・技能をもつ者(情報システム開発プロジェクトにおいて、プログラム設計書を作成し、プログラムの開発を行い、単体テストまでの一連のプロセスを担当する者を含む)。
上級システムアドミニストレータ ユーザ企業において、業務の中でどのように情報技術を活用すべきかについて判断するために必要な知識・技能をもち、情報化リーダとして業務改革・改善を推進する者
初級システムアドミニストレータ ユーザ企業において、情報技術に関する一定の知識・技能をもち、部門内又はグループ内の情報化をエンドユーザの立場から推進する者