インターネット入門: インターネットに繋ぐには(IPアドレスのもらい方)

 ここでは、あなたのパソコンをインターネットに繋ぐための考えたを説明します。

 まず、インターネットの話に行く前にまた電話の話です。図4-1.aのように、各家の電話には電話番号があり、その電話番号を指定することで話をします。あたりまえですね。

 電話と同じようにインターネットの世界でも、個々のコンピュータやパソコンを区別するためにIPアドレスという番号が決められています。パソコン同士が通信する場合、このIPアドレスをもとに相手に探します。
 IPアドレスは図のように0-255までの数字を4個組み合わせた番号で決められています。IPアドレスは全世界で同じ番号が重ならないように決められています。

 図4.2に、いよいよあなたがインターネットにつなぐ方法を示しました。前に説明しましたが、すでにインターネットのつながっているところから、あなたの家まで線を引く必要があります。そして、インターネットの世界であなたのパソコンが区別されるようIPアドレスを取得することです。
 運良くとなりの家までインターネットがきていたら、となりの家からあなたの家まで線を引くだけでいいんですが、こんな人はめったにいないと思います。そこで普通はプロバイダーとよばれるインターネットの接続をサービスする会社にたのんで、あなたの家と接続してもらいます。当然プロバイダーの中にはインターネットの世界につながる線がきています。
 あと、IPアドレスは前述したように全世界で重複ないようにするため、厳密に管理され必要な人にIPアドレスを割り当てています。大元はIANA(アイアナ)という団体が管理していて,アジア太 平洋地域を統括するAPNICを経て,日本を受け持つJPNIC(ジェーピーニック)が日本国内のIPを総合的に管理しています。
 日本ネットワークインフォメーションセンター (JPNIC) http://www.nic.ad.jp/
具体的にIPアドレスを取得するためには、図4−2に示すように、あなたが接続するプロバイダーにたのんで、プロバイダーからIPアドレスをもらうかたちになります。これはJPNIC会 員であるプロバイダーが、JPNICが定める基準に沿って接続組織にIPアドレスを割り当てています。