インターネット入門: 家とモバイルパソコンでプロバイダーに接続

 インターネットの接続として多くの人が利用するダイアルアップについてもう少し見ることにします。

 ダイアルアップを利用している人は気づくと思いますが、図1.6-1に示したように接続時にID(アイディー)とパスワードを指定します。これはプロバイダーが契約している人が接続しているか確認するためのものです。したがって誤ったIDやパスワードを指定するとプロバイダーの装置の方で接続を拒否します。

 このことを逆に考えるとプロバイダーとしては、IDとパスワードが正しければ、どの電話から接続しようと、どのパソコンから接続しようと、インターネットに接続することになります。例えば図1-6.2のようにあなたの家でも学校・職場からでもプロバイダーに接続することができます。

 プロバイダーに接続するための電話番号をアクセスボイントと呼びます。全国規模のプロバイダーは各地にこのアクセスポイントがあります。このようなプロバイダーの場合、どのアクセスポイントに接続してもかまいません。例えばあなたが東京に住んでいて日常は東京のアクセスポイントに接続していたとします。たまたま出張で北海道に行ったとき、北海道から東京のアクセスポイントに電話をかけて接続するのは電話代が非常にかかります。そこで、あなたの契約しているプロバイダーが北海道にもアクセスポイントがある場合は、そのアクセスボイントに電話をかけてインターネットを利用することができます。