インターネットサーバー入門: ホームページを公開する

 ここでは、ホームページを作って公開する手順の概要を示します。

 ホームページはHTMLという形式で作成します。現在はHTMLを作成するホームページ作成の専用ソフトや、Wordや一太郎などのワープロソフトを使っても作成できます。これらで作成したHTMLファイルをWebサーバに格納すれば、外の人はそのホームページを見ることができます。Webサーバが学校にあるような場合は、作ったHTMLファイルをフロッピィ・ディスクに入れて、サーバに持っていくことができます。

 Webサーバが身近に無い場合はどうするのでしょうか。その時は図2.10-2のようにインターネットを使ってファイルを転送します。TCP/IPにはFTP(エフ・ティー・ピー:File Trensfer Protocol:意味としてはファイルを転送するプロトコル)がありこれを利用します。図のようにパソコン側ではFTP対応ソフトを使い、サーバ側ではFTPサーバを経由してWebサーバに格納します。プロバイダーのWebサーバ中にホームページを作る場合は、このFTPでHTMLファイルを転送する必要があり、このようにパソコンからサーバにファイルを転送することをアップロードといいます。

 ホームページの話から離れますが、インターネット上にはいろいろなプログラムや文書のファイルが提供されています。これらのファイルもFTPを使ってサーバからパソコンに持ってきます。このような転送をダウンロードといいます。
 一般にサーバの下にパソコンなどが、ぶら下がっていると考えるため、パソコンからの転送がアップ(上へ)で、サーバからの転送がダウン(下へ)になります。