こんどは、本格的なネットワークを作るためにLANについて説明します。
LANの構築方法にもいろいろありますが、現在3.2-1図に示すようなハブ(HUB)を使って複数のパソコンを繋ぐことが多いようです。あと各パソコンにはネットワークカードを入れる必要もあります。ネットワークカードにはハブ繋ぐためのケーブルの差込口がついています。物理的につないだあと、ここのパソコンにI別々のIPアドレスをつければ、それぞれのバソコンでTCP/IPでの通信が可能になります。
接続するバソコンが多くなった場合は図3.2-2のように複数のハブを組み合わせてLANを作ります。この図の場合、ハブ1が無く、ハブ2とハブ3を直接つないでかまいません。
LANを使っている場合、もっとも簡単にプロバイダへダイアルアップで接続する方法としてダイアルアップルータの使用があります。ダイアルアップルータにはハブの機能を内蔵していてLANケーブルを接続する口が3個程度ついてので、直接バソコンをつないでLANを構成することができます。
TAを使った時には、使う人がプロバイダーへの接続を行いますが、ダイアルアップルータは、つながっているパソコンがインターネットに接続したいということを自動的に判断し、プロバイダーへの接続を行います。また、前のページでISDNで2台のパソコンを同時に使う場合は、プロバイダと2台分の契約をする必要があると説明しましたが、ダイアルアップルータでは1契約で複数の人が同時に使えます。
このようにダイアルアップルータは非常に高機能で便利な装置です。またネットワーク技術の固まりです。以後、いろいろなネットワーク技術や考え方を説明しますので、最後にはダイアルアップルータのしくみがわかると思います。
尚、図3.2−2のようにダイアルアップルータにまず、ハブをつなぐと3台以上のパソコンをつなぐことができます。