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理屈で覚えるパソコン入門:


2.4 いっぱい窓がある
 ではウィンドウ(窓)について考えてみましょう。ウィンドウであってウィンドウズというように複数でないことに注意してください。

 先に示した実際の机の上でノートと電卓を開いたところです。パソコンでの対応を付けるためそれぞれ黒で囲む上に青い帯を付けました。

 実際のパソコン上でワープロと電卓のプログラムを起動した時のディスクトップの様子を左に示しました。現実世界の机と同じで2つの画面が表示されています。このときメモリの中はどのようになっているのでしょうか。

 左の図がメモリの中の様子です。ゲーム機等では同時には一つのカセットしか使えませんが、ウィンドウズの上には同時に複数のプログラムを載せ、同時に使用することができます。
 たとえば、音楽を流すプログラムとワープロプログラムを起動しておくと、パソコンで音楽を聴きながら文書をつくる作業ができます。また、音声入力のプログラムとワープロプログラムを同時に使えば、声で文字の入力ができるようになります。

 左の図がそれぞれのプログラムの画面の様子です。普通のプログラムは一個以上の画面を持って人が操作できるようになっています。ただし、この図では画面があるというだけで実際のパソコン上の表示がどうなっているかわかりません

 左の図が実際にパソコン上に画面に表示されたところです。各プログラムの画面はパソコンのディスクトップ上に適当に表示されます。そしてこの各プログラムの画面をウィンドウと呼んでいます。
 まとめると、各プログラムはウィンドウを持ち、人間はそこで作業します。各ウィンドウはディスクトップ上に表示されます。いうなれば、複数のウィンドウを表示しながら、作業するのがウィンドウズともいえます。

 ウィンドウの新しい側面について説明します。右の写真は実際の机の上です。ちょうど電卓がノートの下に隠れているところです。机が狭い場合など、いろいろな資料や道具など重ねておくことはよくあることです。パソコン上のディスクトップでも同じようなことをします。

 右の図はディスクトップ上で二つのウィンドウが重なりあっているところです。特に文章を作成する時はワープロプログラムの画面を大きく使いたいため、このようにすることがよくあります。
 実際のパソコンの操作では、このようなウィンドウをどのように表示かるか指定することが最も基礎です。ここで少しパソコンの原理から離れ、パソコンの操作について考えてみましょう。