4回目 05/11(金) 05/12(土) 「情報」の教育の位置づけ・目的の再確認

「情報」の目標・スキルの把握


1.従来の教育目標・スキルの系列化と教育

・歴史的な背景もあり、個々の分野の教育目標やスキルの系列が確定している。何を教えればいいかはっきりしている。
・各系列において、教育を行う学年等が明確になっている。
・教師は個々の生徒の状態をあまり意識せずに、学年をもとに授業を実施。


2.予想される「情報」での教育目標・スキルの系列化と教育

・教育目標やスキルの大きな分類はきまっている。その詳細や系列下は?
・「総合的な学習の時間」や他の教科の活動があり、どこで何を教えているかわからない
・下位の小学校や中学において学校の設備、教員の資質、「総合的な学習の時間」の方針等が異なり、初期には高校にはかなり異なってレベルの生徒が入ってくる。
・新しい教育観において、生徒の個人差が大きい


●「情報の」教師に必要なこと (その1) 教育の内容
・何を教えるか知らなければならない。
 生徒が獲得すべき項目、その項目の各レベルの理解
 教師自体がその内容・技術の詳細について知っている、できることは別の話

注意&補足&問題
ほんとに目標やスキルはきちんとレベルわけできるものなのか?
良い文章を書く、よい問題を見つける・解決する、良い絵を描くなどは明文化してレベルとして表せるか?
教師の資質・能力と生徒・児童の資質・能力のインターラクションの場において随時指導するしかないか?


問題 では、その内容はどこにあるか?どんなものか?

●「情報の」教師に必要なこと (その2) 生徒の状態把握と望ましい姿の想定
・生徒はいまどのような状態にあるか。
・その状態からどよううな望ましい姿が求められるか。
・学習を通して、生徒の状態はどのように変わっているか。

 その1の明確な基準があって、始めて状態が把握できる。