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理屈で覚えるパソコン入門:


3.4 ウィンドウズのおまけのプログラム

ウィンドウズはOS(オペレーティングシステム)として、上にいろいろなプログラムを乗っけて動かす仕事をしています。製品として売られているウィンドウズを考えた場合、単にOSの機能だけでなく、いろいろなプログラムがおまけでたくさん入っています。おまけといっても日常の使用に十分使えるものも多く、パソコンを初めて使う人は、特別にプログラムを購入しなくても十分にパソコンを楽しむことができます。(日本で販売させている多くのパソコンはプレインストールといって、ウィンドウズのおまけのプログラム以外に家庭や会社で使うプログラムをあらかじめインストールした状態で売っています。このようなパソコンでは、使いはじめは、他のプログラムを購入する必要はほとんどありません)。次にウィンドウズに付属していて、パソコンの初心者が利用するプログラムを表にしました。なおウィンドウズはWindos98です(一部のプログラムでは、購入したPC以外に別の装置を購入して使用するものがあります)。

プログラムの種類 プログラムでできること
ワープロプログラム 文章を作成・修正することができます。
お絵描きソフト 絵を描いたり、地図を描いたりできます。
ブラウザ インターネット上でホームページを見ることができます。
メーラー インターネットでメールのやりとりができます。
ゲーム パソコン上でゲームすることができます。
イメージ処理 写真などのイメージを編集できます。
FAX送信 パソコンからFAXを送れます。
CDプレーヤー 音楽用CDをパソコンで再生できます。
メディアプレーヤー 映像を再生することができます。
テレビ会議 インターネットで声や映像を使った会話ができます。

 左のグラフは新規にプログラムを購入するときの参考にするためにプログラムを機能の多い/少ないと習得のしやすさで表したものです。いっぱんに機能の少ないプログラムの方が操作も単純で初心者でもすぐに使えるようになります。また、特定作業と各種作業の区別ですが、ワープロプログラムは文書も作れるほか、名刺・はがき・ちらし等も作ることができ各種作業のプログラムとして位置づけられます。これに対してはがき作成プログラムやちらし作成プログラムなど特定の作業を目的に作られているプログラムはその目的には十分な機能を持っていますが、総合的には各種作業のできるワープロには機能的に劣ります。ただし、これら特定作業用のプログラムは仕事を想定しているため操作自体は簡単になっています。
 よく、あるプログラムは難しくて使えないからと、より高価なプログラムを購入する人がいますが、より習得が難しくなり結局使えないということになることがあります。より上位(けっして高価でない場合があります)のプログラムを購入するきっかけとしては、現在使っているプログラムには無いもっと複雑なことをしたいとか、ちらしを作ったり等の特定の目的のため、もっと便利なプログラムを使いたいと思った時がいいでしょう。

 プログラムのレベルの違いの例として上に3種類のワープロの操作を指示する部分を示しました。一番上が「メモ帳」で普通の文字だけの文章の作成ができます。二番目が「ワードパッド」でいろいろな種類の文字や色を使った文書や絵の入った文書を作成できます。この二つともウィンドウズに付属しています。三番目は市販されている「ワード」でほとんどすべての印刷物が作成できます。これを見てもわかるように、「メモ帳」に比べて「ワード」の方ができることも多くなっていますが、より多くのことを覚えなければ使いこなせません。
 いきなり高級なプログラムでパソコンを覚えるのも一つの方法かもしれませんが、初めはウィンドウズに付属しているプログラムでパソコンの操作を覚えてからステップアップするのもパソコン習得の近道です。