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TV会議システム・マルチメディア通信のお勉強
TV会議システム・マルチメディア通信を工夫して使ってみたい人に
Q07-01
MCUにはどのような機能がありすまか。
MCUを使用するとね複数の場所で同時に会議することができるだけでなく、手軽な放送局としていろいろなイベント/大きな会議の様子をはなれたところの人に放送することもできます。ITU−Tや各メーカのこれまでの活動は主として個別の接続に重点を置かれていましたが、今後はMCUのようなよりTV会議を利用するために便利な機能に活動が移っていきます。ここでは、あまりなじみがありませんがMCUがどのような機能をもっているか説明していきます。
1.MCUの基本機能
MCU接続のために最低限の機能は次のようなものです。
・画面は接続されている映像のどれか一つ表示します。
・声を出した人の画面が表示されます。
言うなれば、発言した人の画面が表示され、次の人が発言すればその人の画面が全部に表示されるということになります。
2.MCUのオプション/拡張機能
上で説明した機能だけだと会議によっては発言等が混乱し進行がうまくいかない場合が予想されまする。そのためITU-Tではいろいろなオプション機能が考えられています。MCU及びTV会議の端末も徐々により複雑な機能に対応しつつあります。繋ぐだけで精いっぱいで、端末から複雑な制御ができるようになっていないのが現状でしょうか)
a.画面の同時表示/音声の合成
画面1
画面8(発言者)
画面2
画面3
画面4
画面5
画面6
画面7
発言者を大きく見えるように分割した例
画面1
画面5
画面2
画面6
画面3
画面7
画面4
画面8
等分に分割した例
基本機能の場合は画面は切り替え方式で、一つの画面とか見えません。同時表示方式をサポートすると上図のように、複数の地点の画面が同時に見ることができます。また、機能により等分に分割したり、特定画面を大きく表示できたりします。
同様に音声も自分以外の人の音声をすべて同時に聞いたり、また議長が特定の人たちの声を合成して流すこともできます。
b.議長による議事の進行
基本機能では発言した人の画面が自動的に表示されましたが、これですと声の大きい人ばかり画面に出てしまいます。このような問題を防ぐために議長を決め、議長の装置で発言者やどの画像を出すか等の制御をすることができます。
議長は、会議を邪魔するような人を強制退席というように会議から切り離すというようなこともできるようになります。このような会議の場合、うるさい人は注意しましょうね。
c.各TV会議端末装置での制御
より進んだシステムになると議長以外の普通の人の端末装置から自分のみたい映像や音声を選択することができるようになります。また議長に対して発言を求めることもできるようになったり、議長と同等にMCUを制御する機能を持っている装置を使っていれば、議長の役割をいろいろな人に受け渡していくことができます。例えば始めの議題はAさんが議長として実施し、次の課題はBさんが議長として実施するようなことも可能になります。
d.流動的な会議構成
多くの地点で会議を行っている場合は、いつまでも大人数で話を進めていくと効果が上がりません。このような場合、もとの会議をいったん、分科会のように数個所の会議に分解して会議を行うことができます。そして、まとめの時間になったら、別れていた会際を