左の図はウィンドウズの機能を使ってハードディスクの中をどの程度使っているか表示したものです。単位の話はこの後しますが、全体で1.51GBという大きさ(容量)があり、そのうち973MB使っていて、空いて残っているのが573MBであることを示しています。容量という言葉はちょうどお酒やビールのビン等にも使う言葉で中にどれだけ物が入るか表します。ハードディスクもプログラム等を記録する入れ物と考えることができます。
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ハード・ディスク等の容量の単位は、やはり電気的な情報の記録の単位がもとになっています。一つの例として左の図に前に出てきたメモリを示しました。パソコン等のコンピュータの単位ではビットとバイトという2種類のものが使われています。
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単位 | 読み方 | おおよその 倍率 |
正確な倍率 | 用途 |
bit | ビット | −−− | −−− | CPUの性能の単位等 色の表示の度合い等 |
Kbit | キロビット | 1Kbit=約1000bit | 1Kbit=1024bit | インターネット等の通信の速度等 |
Mbit | メガビット | 1Mbit=約1000Kbit | 1Mbit=1024Kbit | より高速な通信の速度等 |
単位 | 読み方 | おおよその 倍率 |
正確な倍率 | 用途 |
BYTE | バイト | −−− | −−− | パソコンでの文字の単位等 |
KBYTE | キロバイト | 1KBYTE=約1000BYTE | 1KBYTE=1024BYTE | プログラムの大きさ等 |
MBYTE | メガバイト | 1MBYTE=約1000KBYTE | 1MBYTE=1024KBYTE | メモリの大きさ等 フロッピーディスクの大きさ等 |
GBYTE | ギガバイト | 1GBYTE=約1000MYTE | 1GBYTE=1024MYTE | ハードディスクの大きさ等 |
左の図は前にも出てきた、メモリの内容を順番に読み込んでCPUがその内容に従って動作することを説明したものです。16ビットCPUは一度に16ビットのメモリの内容を読み込むことができます。たとえば、画面にアルファベットを表示することを考えると、アルファベットの1文字は8ビットでどの文字か指定さてれいるので、一回の読み込みで”AB”というように2文字を画面に表示できることになります。 |
左の図は64ビットCPUの様子を示しました。このCPUでは一度に64ビットのメモリの内容を読み込んで動作することができます。上と同じ例では、一度に”ABCDEFGH”の8文字を画面に表示することができます。同じことを16ビットCPUでするには、メモリの内容を読み込んで2文字画面を表示することを4回繰り返さないとできません。CPUの性能は他のいろいろな機能により変わってきますが、扱えるビット数の多いCPUの方が性能的に速くなっています。 |