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TV会議システム・マルチメディア通信のお勉強

TV会議システム・マルチメディア通信をとにかく使ってみたい人に


Q05-01


ISDNを使用したTV会議の場合、通話費用はどのぐらいかかりますか。

 TV電話というと、通話料金がかかりそうで心配です。ここでは実際の通信費用がどのぐらいになるか説明していきます。


1.通話料金は普通の電話と同じ
 Q04-01で説明しましたが、通常のISDNの契約を行うと2本分の回線が同時に使用できます。特にこの1本のことをBチャネルという名称で呼んでいるため、ISDNで1Bというば、一本の回線だけで通信し、2Bというば2本の回線を同時に使用することを意味します。この一本(1B)の使用量は普通の電話と同じで市内なら昼間3分間10円です。
 ただし、通常TV会議を使用する場合、できるだけ良い映像が見られるように2本の回線を同時に使って通信しています。このため料金は普通の電話の2倍になります。相手の顔が見られれば満足で、それほど動きは見なくていい場合は、普通の電話と同じに1本の回線だけでTV会議をすることができます。この場合は全く普通の電話と同じ料金と考えて良いでしょう。


2.よりきれいな映像を通信するためには
 ここで説明したように1Bで通信するより2Bで通信した方が、より多くの情報を送れるので、なめらかで綺麗な映像で通信することができます。ITU−Tの規則では、2Bのように複数の回線を同時に使用して通信するルールも決めています。音楽やダンスなどで音や動きを重視する場合は3契約分のISDN(2B*3契約−>6Bを使って通信することが多いようです。
 ルーム型対応のCODECはオプション機材をつけると、この6Bでの高品質の映像通信ができるようになっているものが多いようです。