パソコンにインストールしてインターネット上で映像通信をするソフトウェアが多くの会社から提供／販売されています。ここでは異なる会社の製品がつながるか説明します。

１．ＩＴＵ−ＴのＨ．３２３同士の装置ならつながります。
　前に説明しましたＨ．３２３の製品同士なら接続可能です。Ｈ．３２３自体が決められたのが最近ですし、また、性能を重視するため独自の仕様でつくらりた製品もあり、これらは同じ製品でしか使用できます。
　現在、映像や音声についてはかなり相互接続が確認されてきています。但しデータ会議に関しては、T-120という勧告がありますが、まだまだ細かい相互の調整が必要なところがあり、同じT-120といってもすんなりとつながらないこともあるようです。

２．電話で直接相手につなぐＨ．３２３の装置について
　Ｈ．３２３準拠のソフトウェアで直接相手に電話をかけて繋ぎ、映像通信ができるものがあります。これらは電話回線で繋いだあとに、ＴＣＰ／ＩＰという通信手順の設定を自動的に行ってつなげるものが多いようです。このらの製品はＨ．３２３ですが、ＴＣＰ／ＩＰという通信手順の設定が独自であるために、その製品同士しかつながらないものが多いようです。この方法は手軽にテレビ会議ができるというメリットがあります。