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TV会議システム・マルチメディア通信のお勉強

TV会議システム・マルチメディア通信をとにかく使ってみたい人に


Q06-xx


インターネット/LANを使用したTV会議はどのようなものを購入すればできますか。

 現在多くの人がパソコンを端末としてインターネットの上でホームページを見たり、メールを利用しています。ここでは、家庭や企業でこれらのパソコンを使ったインターネットの延長線上として、TV会議を利用するために必要なものを説明します。(LANの特性を生かした超高品質の製品もありますが、ここでは説明しません)


1.TV会議を構成する機材

必要な機能 機材等の名前 内容
映像/音声を符号化/複合化する。 ・CODECボード
・キャプチャーカード
・オーディオボード
2.実際の購入計画参照
・会議用ソフト ・現在、パソコン用のソフトとして米国で20以上の会社で開発/販売しています。
映像を撮る カメラ 2.実際の購入計画参照
映像を見る モニタ ・パソコンのモニタ画面に映像を映します。
音声を盗る マイク ・最近はマルチメディアパソコンとしてマイクが付属している製品が多くなっています。
音声を聞く スピーカー/ヘッドホン ・最近はマルチメディアパソコンとしてスピーカーが付属している製品が多くなっています。


2.実際の購入計画
 購入する代表的なパターンを示します。Q05-xxで説明したLANで使用できる製品は除きます。(尚、価格は個人的な判断にもとずくもので実際の購入時に保証するものではありません)

購入パターン 内容 価格 備考
マルチメディアパソコン+会議ソフト ・付属のマイク/スピーカーで音声/データのみの会議をします。
・会議ソフト:0−1万円程度
+インターネットへの接続設備
・無料で配布されている会議ソフトもあります。
マルチメディアパソコン+キャプチャーカード+カメラ+会議ソフト ・キャプチャーカードとカメラで映像の通信を行います。
・付属のマイク/スピーカーで音声/データのみの会議をします。
・キャプチャカード:1−5万程度
(・カメラ:2−10万程度)
+インターネットへの接続設備
・カメラは普通のビデオカメラが使用できます。
マルチメディアパソコン+キャプチャー機能付きカメラ+会議ソフト ・CODECをベースにして、カメラ/マイク/TV/スピーカー等目的にあった機材を注目してシステムに組み上げます。 ・キャプチャー機能付きカメラ:2−5万程度
+インターネットへの接続設備
・もっとも手軽に利用できます。
・画質や動き等はキャプチャーカードを使用した場合より落ちるようです。


3.ISDNに比べてインターネットの会議は安くできるか
 Q05-xxのISDNの機材に比べてインターネットの機材が安く思えます。これはすでにパソコンの購入費用や回線の接続機材の費用を示していないことと、趣味などで使うための低価格の製品があるためです。やはりちゃんとした会議をするために良いカメラ等の機材をそろえたり、パソコンを新規に購入する場合は高額になります。(これはISDNの機材でTV電話が10万円以下でルーム型のシステムが100万円近くするのと同じです)
 また、回線費用については次のQ06-01で説明します。