全体の目次  ここの目次  前の項目  次の項目 

TV会議システム・マルチメディア通信のお勉強

TV会議システム・マルチメディア通信を工夫して使ってみたい人に


Q02-04


データ会議のT.120はどのようなものですか。

  ここではTV会議の強力な機能であるデータ会議について説明していきます。

1.T.120の構成
 T.120はたとえば、MAC/UNIX/Windows等のようにことなった機械の間で協同作業をする環境を提供します。残念ながらアプリケーション共有については、まだ(今後とも?)T.120では規定されていません。

分類

機能名

できること

アプリケーションレベル T.126

イメージ交換

ホワイトボード協同作業

T.127

ファイル転送

ファイル転送

T.128 多地点制御 AVと連動した多地点会議
T.134

テキストチャット

チャット

T.135 会議予約 会議の予約と会議の制御
T.RDC 遠隔装置制御 カメラ等の遠隔制御
通信レベル T.124 汎用制御 テレビ会議の制御
T.122/T.125 多地点サービス 多地点のサービス
プロトコルレベル T.123 プロトコル 通信が可能

2.データ会議の利用分野
 データ会議は音声だけといっしょに使用しても十分に効果のあるものです、次にデータ会議の利用分野について示します。

分類 利用方法 内容
企業内 協同遠隔開発 ソフトウェアの開発やCADを使用した設計を遠隔地間で協同で行う
遠隔プレゼンテーション 離れた場所に対してプレゼンテーションを行う
遠隔出版作業 執筆/構成など遠隔で協同して行う。
リモート監視 離れた場所の状態を監視する。
遠隔監視 システムの監視や制御を遠隔から行う。
サービス/商業 遠隔コンサルタント 金融等でTV会議でコンサルを行う。
遠隔サポート ユーザーに対して遠隔でサポートする。
遠隔ショッピング TV会議を使用した商品説明/販売。
一般生活 遠隔医療 TV会議による患者の診断や医療指導。
遠隔学習 遠隔の講義や、離れた学校間の交流学習。
バーチャル・シティ 仮想的な都市での人と人との交流。
対戦ゲーム 囲碁やマージャン等のネット上での対戦ゲーム。
情報端末 街角などにおいて、いろいろな情報を提供。