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TV会議システム・マルチメディア通信のお勉強

TV会議システム・マルチメディア通信を工夫して使ってみたい人に


Q03-xx


TV会議システム・マチルメディア通信で使える回線にはどのようなものがありますか。

  TV会議ではいろいろな種類のネットワークが利用されます。最近では技術の進歩でいろいろネットワークが出てきています。ここでは、これらのネットワークについて整理してみます。

1.ネットワークの物理的な面からの分類
 初めに、ネットワークの基礎となる物理的な面から考えてみましょう。

分類 内容 備考
交換 一般電話回線 普通のアナログの電話回線です。
ISDN 国際標準にもとずく、デジタル交換回線です。
ISDNはBeare channel(1B=64Kbps)を基本単位に構成されています。
BRI(NTTではINS64)は2チャンネル(2B)
PRI(NTTではINS1500)は23チャンネル(2B)
で提供されています。
移動通信 携帯電話やPHS等です。
非交換 LAN 同一敷地内等に設置するネットワークラインです。
専用線 一本の回線のことで使用方法は利用者の自由で、利用者て回線の両方の機械を用意し利用します。
インターネット接続された専用線 一本の回線ですが、回線の一方の機械は利用者が用意しますが、もう一方はインターネットに接続された形で貸し出されます。IPアドレスをもとにして通信か行われます。
CATV もともとTV用のラインですが、ケーブルモデム等の使用によりデータも流せます。

2.ネットワークの論理的な面からの分類
 雑誌やTV会議のカタログなどに載っているネットワークの名称から分類しましょう。かなり上で説明した物理的なものと混在して使用されています。

内容
一般電話回線、POTS、GSTN 普通のアナログの電話回線です。
ISDN 国際標準にもとずく、デジタル交換回線です。
N−ISDN 狭帯域のISDNを示します。普通のISDNを示します。
B−ISDN 広帯域のISDNを示します。普通のATMを示します。
移動通信、モバイル 携帯電話やPHS等です。
LAN 同一敷地内等に設置するネットワークラインです。
WAN 広域に設置されたネットワークラインです。実際はLAN、専用線、ISDN等を組み合わせて構成されています。
インターネット IPアドレスわもとにして世界中がつながったネットワーク網です。いろいろな物理回線より構成されます。