トップページ=>   部屋のトップ=>   コーナーのトップ(目次)=>  前のページ 次のページ

理屈で覚えるパソコン入門:


1.3 プログラムはどこにあるの
 この前でテレビゲームのプレイステーションでは、CD−ROMの中に入っているプログラムをメモリに読み込んで使用することを説明しました。ここでは、CDを使わないでも動くパソコンの場合にプログラムはどうなっているか見ていきましょう。

 ずばり答えを言うと、パソコンの場合、左の図のようにハードディスクという装置があって、この中にプログラムが入っています。ハードディスク装置は略してHDD(Hard Disk Drive)と雑誌や本などでかかれている場合があります。

 ハードディスクは左の写真のように、子供用のアルミの弁当箱といった外形をしています。弁当箱と違って中はしっかり蓋が閉まっています。ここで無理矢理中を見てみましょう(ハードディスクは蓋をあけると使えなくなってしまいますので、マネをしないように:中に煙草の煙ぐらいのゴミが入っても動かなくなってしまいます)

 左の写真が蓋をあけたところです。中にはピカピカ(あまりにも鏡のようにビカビカしているのでまわりの景色が写っています)した円盤と金属の棒が入っています。円盤は右の写真のカセットテープやビデオテープと同じように磁気的にいろいろな情報を記録することができます。ちょうどテープが円盤状になったと考えるといいでしょう。
 動いている時は、円盤が高速で回転し、金属の棒が動いて記録している内容を読み取ります。これは、レコードに針をのっけて再生しているようなものです。

 左の図がパソコンの場合のメモリの中にプログラムが設定される様子を示しました。前に示したプレイステーションの時と同じように、はじめメモリの中には何もありません。パソコンの電鍵を入れた後、CDのかわりにハードディスクからメモリへプログラムのパターンが読み込まれます。そして、このメモリの内容をもとにCPUが動作します。
 ここまで、パソコンの動く大元の仕組みなどをみてきました。ここで皆さん疑問はおきませんか。ファミコンやプレイスーテーションの場合は、人がゲームカセットやCDを変えることによって遊ぶゲームの内容を変えることができます。ところが、パソコンの場合、プログラムがハードディスクに入っていることはわかりましたが、どのようにして使うプログラムをかえるのでしょうか。次では、Windowsが必要な理由を含め、このあたりを説明します。